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FrontPage 2003 からExpression Web への移行

 

1.目次

1.目次
2.目的
3.参考書
4.FrontPage 2003 から Expression Web への移行
5.FrontPage 2003 から Expression Web への変更点
6.まとめ

2.目的

これまでこのホームページは、FrontPage 2003 を使用していました。しかし、Expression Web がリリースされたので移行したいと考えています。

しかし、これまでFrontPage 2003 で200ページ以上書いてきたので、これらの移行が順調に行くのか、はまるのか、作業手順書代わりにステップバイステップで確認していきたいと思います。

3.参考書

(1) なし

4.FrontPage 2003 から Expression Web への移行

 

4.1 Expression Web のインストール

インストールは、60日評価版CD-ROM がTechEd 2007 Yokohama で配布されていましたので、そのCD-ROM を使用しました。インストール自体はきわめて順調で、ウィザードに従って進めていくだけで問題なく終わりました。

インストールが完了し、Expression Web を起動すると、次のように立ち上がります。

更新プログラムのチェックを推奨するメッセージが表示されますので、[ヘルプ]→[更新プログラムのチェック] を選択する。すると、Expression Web の製品概要のページへ飛ぶだけで更新プログラムがあるのかどうかは表示されませんでした。

そのページで、「ユーザー登録をして、今日から使える素材集 (約 420 点) をゲットしよう。」
素材集をダウンロード というのが最初に目に付いたので、とりあえずダウンロードしてみることにする。ダウンロードするためには、ユーザー登録が必要です。ユーザー登録が終わるとダウンロードページへ飛ぶので、expression_materials.zipをダウンロードする。Zipファイルを解凍してみると、インストーラも何もないべたのフォルダー構成で、

バックグラウンドなどの画像集になっている。これをどこにおけばよいかなどの Readme もなく、不親切だなぁ〜〜!ユーザー登録させるためだけのおまけなのか?大体ユーザー登録なんて、手間なだけでユーザーへのメリットってあるんだろうか?

4.2 FrontPage データのインポート

[ファイル]→[インポート]→[Web サイト インポート ウィザード]があるので、

uchukamen.com のディレクトリを指定して、次へ。

インポート先の保存場所を聞いてくるので、C:\Users\uchukamen\Documents\My Web Sites\uchukamen.comとしてみる。

すると、次のようにインポートに必要な質問は終わりと言ってくるので、完了ボタンを押す。

すると、次のように中央左の ローカル Web サイトは空、中央右の リモート Web サイトにインポートもとのファイルが表示される。なにをしなさいなどのメッセージは無し。どうみてもインポートは終わっていないようだ。自分でボタンを押してインポートしろということらしい。FrontPage 使ったことがない人はわからんぞ!

そこで、中央右下にあるラジオボタンで、[リモートからローカル]を選択し、[Web サイトの発行]ボタンを押す。ほんの数分でインポートは終わり、次のような画面になり、インポートは完了する。

4.3 リモート Web サイトの設定

この状態では、ローカルのFrontPage のフォルダから、ローカルのExpression Web へのフォルダへファイルがコピーされただけで、uchukamen.com のWeb Server への発行のための設定は行われていません。そこで、[リモート Web サイトのプロパティ]から設定を行います。

[リモート Web サイトのプロパティ] ボタンを押すと、次のような FrontPage とまったく同じダイアログが表示されます。uchukamen.com は FrontPage Server Extension を使用可能なホスティングを使用していますので、そのチェックを行い、http://uchukamen.com を指定して [OK] を押します。

すると認証を要求されますので、適切なユーザー名、パスワードを入力します。

これで、次のように中央左ペインにローカル Web サイト、中央右ペインにリモート Web サイトが表示されることになります。

ファイルの状況を見てみると、Expression Web がファイルの一部を変換しているようで、変更あり、競合ありなどの変更が加わっているようなので、[Web サイトの発行]のボタンを押します。

すると、次のようなダイアログで発行先 Web サイトのナビゲーション構成の対応を聞いてきます。デフォルトでは、[Expression Web を使って変更を結合する] となっているので、お任せして [継続]ボタンを押すことにします。

これにより、ローカルのWeb サイトとリモートの Web サイトが完全に同期されたことになります。

4.4 HTMLからXHTML への変換

従来のFrontPageでは、XHTMLのサポートがありませんでした。このため、FrontPageで普通に作成したファイルは、HTML形式です。これをExpression Web にインポートしても、自動的に XHTML には変換してくれません。また、アクセシビリティの問題も自動的に修正してくれません。

XHTMLやアクセシビリティの点で問題があるかどうかは、[メインメニュー]→[ツール]→[互換性のレポート]により、次のようなレポートが生成されます。FrontPage2003から単純にExpressionWebへ移行しただけだと、XHTMLへの自動変換は行ってくれません。このため、次のように山のような互換性の問題のレポートが生成されます。

image

せっかくですから、HTMLからXHTMLに変換し、アクセシビリティも準拠するように変換していくことにします。幸い、C# プログラミングのページは、すべてダイナミック Web ページが適用されています。このため、トップバナーや、左のメニューボタンは、ダイナミック Web ページに記述されているので、まずダイナミック Web ページをXHTML準拠に変更します。

ここで問題になったのが、インタラクティブボタンです。

インタラクティブボタン

FrontPage の imgタグで属性では、border, fp-title, fp-style を使用していますが、XHTMLでは使用することができません。しかし、FrontPageからExpressionWebへHTMLファイルをインポートする際に、自動変換してくれません。このため、すべてのインタラクティブボタンを作り直しました。

また、これ以外にも、「td タグ属性で 'bgcolor' を使用することはできません。」とか、「h1タグで属性 align を使用することはできません。」などの、エラーが発生しますので、地道にhtmlのコードを修正する必要がありました。

これで、各ページのダイナミックWebテンプレートの大部分を XHTML準拠に書き換えました。しかし、Infoseek アクセス解析や Shinobi カウンターやGoogle 広告など、外部ベンダーの埋め込みHTMLはもともとXHTML準拠でないものがあり、これらを使う限り完全なXHTML化は不可能です。

次に各ページのボディも XHTML, アクセスビリティのガイドに沿って修正する必要がありますが、古いページだけで200ページ以上もあるので、修正が必要な時に随時対応することにしました。

4.5 RSS を XSLT で html に変換

次に、What's new で RSS フィードを配信していますが、従来は RSS を手書きし、それをさらにテーブルに手書きで追加するというとても原始的な作成を行っていました。Expression Web では、次のように xml やSQLなどのデータソースを簡単に扱えるようになっています。そこで、What's new の新着情報テーブルを RSS から自動作成するようにしたいと思います。

DataSource

rss.xml をページにドラッグアンドドロップすると、次のようにRSSの表を自動的に作ってくれます。しかし、このままだと単にXMLのエレメントがテーブルになるだけで、タイトルと該当の記事へURLが別々の列に表示されてしまいます。

そこで、タイトルに該当の記事へURLへのリンクを張り、タイトルをクリックしたら該当の記事へジャンプするようにします。次に、タイトルの本体(上の表でいえばWZero3DeAmedas (V2.0.2.0) Beta3 を公開") を選択し、マウス右ボタンを押してコンテキストメニューの[ハイパーリンク]を選択します。すると次のようにハイパーリンクの挿入ダイアログが表示されます。

Image

ここで、fxボタンを押します。

Link

すると、このようなダイアログが表示されますので、link を選択します。これにより、

<a href="{link}" ><xsl:value-of select="title" /></a>

というリンクが生成されます。この設定は、自動的にすべての項目に適用され、次のようにURL を埋め込むことができます。最後に不要になった URL列は表示しないようにします。

aa

 

5. FrontPage 2003 から Expression Web への変更点


 Expression Web では、XMLデータの扱い, ASP.NET, XHTML, CSS のサポートがあげられると思いますが、具体的にウィンドウのどこが変更になっているのかを見ていきます。

5.1 トップ画面

トップ画面での一番大きな変更は、次の3つのウィンドウが追加されたことです。

  • 左下のタグ、CSSのプロパティウィンドウの追加
  • 右上のツールボックスの追加
  • 右下のスタイルの適用、管理の追加

FrontPage 2003

Expression Web

5.2 メインメニュー

メインメニューを、FrontPage 2003 とExpression Web で比較していくと、何が強化されているのかわかりやすいと思います。

ファイルメニューでは、インポート、エクスポート機能が強化されています。

FrontPage 2003 Expression Web

編集メニューは、ほとんど修正はありません。

FrontPage 2003 Expression Web

表示メニューでは、ページの表示形式、視覚的補助、編集記号の表示などが強化されており、より視覚的にわかりやすくなる工夫がされています。

FrontPage 2003 Expression Web

書式メニューでは、CSS 関連、タグのプロパティ、ビヘイビア、マスターページが追加されています。

FrontPage 2003 Expression Web

ツールメニューでは、アクセシビリティレポート、互換性レポート、CSSレポートが追加されています。ページ編集オプションが強化されています。

FrontPage 2003 Expression Web

また、サイトの設定がメインメニューの1つとして独立、強化されています。

FrontPage 2003 Expression Web

データビューでは、データ ソースの管理が追加されており、XMLファイルや、ASP.NET 接続がサポートされ、より高度なデータソースの扱いが可能になっています。一方、Web パーツが削除されています。

FrontPage 2003 Expression Web

Expression Web では、次のデータ ソース ライブラリ 作業ウィンドウが追加されている。

フレームメニューは、Expression Web では削除されています。

FrontPage 2003 Expression Web
なし

一方、Expression Web では、[作業ウィンドウ]が追加されています。

FrontPage 2003 Expression Web
なし

ウィンドウメニューは変更ありません。

FrontPage 2003 Expression Web

ヘルプメニューは、Office アシスタントが無くなりました。その他、微妙に修正されています。

FrontPage 2003 Expression Web

6. まとめ

最初、Expression Web って、何?と思いましたが、基本的に FrontPage のメジャーバージョンアップですね。uchukamen.com は、これまで FrontPage 2003 で作成していましたが、そのデータを Expression Web への引越しも、インストール込みで1時間程度で完了し、問題は何も発生しませんでした。操作性も FrontPage を使い慣れた人であれば、問題ないと思います。

それから、CSSのサポートはいいですね。しかし、スタイルの適用、スタイルの管理ペインの操作性が直感的に分かりにくく、ヘルプやビデオトレーニングでどのように操作すればよいのか勉強する必要がありました。このあたりは新規実装なのでしょうがないと思いますが、もう少し操作性の改善を期待したいです。

あとは、XHTML、アクセシビリティのサポートが強化され、準拠しているかどうかがレポート機能で簡単に知ることができ、強力ですね。また、XML、ASP.NET などデータソースのサポートも強化されており、簡単にデータソースと連携したページが作れるようになっています。

一方でその分、表示や操作性が FrontPage に比べてかなりもっさりしており、速度の面での改善を期待したいです。

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