これまでの開発環境は、Pentium D に 2GB メモリ、普通のHDD という状況でした。このため、スコア的には、4.5 で、使えなくはないけれど、早くはないという感じでした。
ところが、最近はTweetDeckでツイッターを横で見ながら、iTunes でミュージックビデオ見ながら、VS2010で開発しながら、Expression3Blend でデザインしながら、Expression 3 Web でウェブページを書きながら、Expression 3 Media でエンコード()しながら、VirtualPCでテスト環境を裏で動かして動作確認しながら、アウトルックでメールを読みながら、IEで検索をかけるというとんでもない状況になりつつあり、アプリケーションを切り替えないと動きが取れない状況になっていました。
おまけに、Pentium Dなので発熱がものすごく、フルに稼働させると小型扇風機で風を送らないと熱暴走してしまうというとんでもない環境でした。2006年ぐらいに作ったマシンをだましだまし使ってきたのですが、さすがに限界です。そこで、次期開発マシンにアップグレードすることにしました。
アップグレードの目標は次の通り。
- 高速ディスクアクセス・・・VS2010などかなりディスクアクセスで食われている感じなので、ディスクの高速化が必要。Real SSD という SATA 3.0対応の SSD が発売になっていたので、これに決定。
- クアッドコア化・・・Pentium D クアッドコア(HTなし)で、CPUをほぼ使い切って、CPUボトルネックが出ていたので、最低でもクアッドコア。価格的に i7 860 がこなれていているので、これに決定。
- 64bit・・・Virtual PC /Server を走らせようとすると、メモリ空間が最低でも 4GB 必要で、将来的に 8GB, 16GBと拡張する可能性がある。このため、OS は Windiws 7 64bit OS化する。
- グラフィクス・・・グラフィクスボードは NVIDIA 7800GS PCI Express x 16 を使っているが、3Gゲームをするわけではなく、グラフィクス性能はこの程度で十分。予算が10万円なので、グラボは見送り。
- ハードディスク・・・4つのディスクで、1GB程度あるのだけれど、電力消費が大きく、無駄なので SSD をシステムドライブとし、2TB の Hard Disk を用意。これはバルクデータ置き場とし、高速処理が必要なものは、SSDの一時置き場で対応するようにする。
作業はこんな感じ。
- 古いケース
- マザーボード、電源、ディスクなどを撤去
- これが電源
- まず電源を取り付ける
- マザーボードは ASUS P7P55D-E EVO これは、STAT 3.0, USB 3.0 で最高 6Gbps での通信が可能。Real SSD のアクセス速度を満たし、将来的にマルチモニタ(4面以上)を考えた場合、PCI Express x 16 が2本ほしいので、このマザーに決定。
- マザーボードのパーツ
- メモリは Crutial 2GB x 2本
- CPU は、Inten i7 860 (クアッドコア)
- マザー、グラボ、メモリ、CPU を搭載したところ。まずはこの最小構成で起動確認。
- 無事起動を確認したところで、Crutial Real SSD 128GB を搭載する。
- SSDは、2.5 inchなので、3.5 inchベイに入るようにハーネスを買ってきた。これは、3.5 inchベイ1つに、2.5 inch2台搭載可能なもの。
- 次に、Hitach STAT 2TB 7200 RPM
- これらをすべて組み込んで完成。
スコアはこんな感じ。
グラフィクスにひきずられて、最低スコアが4.7で、今までのPCと変わらない。
しかし、
プロセッサ 4.5→7.5
メモリ 5.2→7.5
プライマリハードディスク 5.5→7.3
となって、劇的な高速化となっている。
SSDは正解でした。体感的には、3倍、4倍という感じがします。
むしろCPUは i7 860 までの性能はいらなかったかもしれない。よっぽどすごいことをしない限り、CPUがボトルネックになることはなさそうです。